2025年5月18日(日)広島中医薬研究会の5月の定例会がRCC文化センターで行われました。
講師は日本中医薬研究会専任の女性講師である韓 小霞(はん しょうしゃ)先生で、テーマは「生活習慣病と活血補腎」でした。
「活血」は排毒防病、「補腎」は抗老防衰という中医学抗老防病の養生法について学びました。
排毒防病というのは体内にある毒素を出していくことで、肝臓の解毒と、腎臓からの「水毒」の排泄が大切ですが、特に瘀血(血流が悪い事)があると体全体の排毒機能が低下にするという事がわかりました。
また、アメリカのメイヨー医科大学で「便秘は寿命を縮める」という研究報告があり、便秘がない人の方が生存率が高いということも分かっているそうです。
活血(血液をきれいにして流れをよくする)で体内の毒を排泄し、血管を守ることがとても大事である事を学びました。
抗老防衰というのは、年齢を重ねると誰でも体全体のあらゆる機能が低下しますが、補腎(腎を補う事)でアンチエイジングし、老化をできるだけ緩やかにしようという考え方です。
また「補腎で脳力を維持する」とも言われますが、補腎を心がけることによって記憶力、認知力、思考力、意欲などが高まり、アルハイマーの予防につながっていきます。
「活血、補腎」は健康寿命を握る鍵となりますので、最後まで元気に過ごされたい方は広島中医薬研究会の会員手店に是非ご相談下さい。
講義の後は、年1回の、会員資格更新試験がありました。改めて中医学の基礎を復習することができました。
定例会の後は、広島駅横のカープ鳥で、テレビで阪神対カープの試合を観戦しながら懇親会を行いました。
カープは負けてしまいましたが、皆さまと楽しい時間を過ごすことができました。