5月の定例会報告

📚✨【5月定例会を開催しました】

5月17日(日)、RCC文化センターにて定例会を開催しました!

今回は、静岡中医薬研究会の萬代誓(ばんだいちかし)先生を講師にお招きし、「きほんの“き”」をテーマにご講演いただきました😊

動物用ワクチンの研究開発や、漢方専門薬局で3000人以上の相談経験を持つ萬代先生。現在も静岡県裾野市で漢方相談に取り組まれており、お客様に“わかりやすく伝える工夫”についてたくさん学ばせていただきました✨

数年前には漢方の小冊子の発行のために全国の代表をつとめられたりした経験を活かし、難しい専門用語を、どう身近な言葉で伝えるか――

日々の相談にも活かせるヒントが満載の講演でした!

 

定例会後は、広島駅周辺で懇親会🍻

タイガースvsカープ戦を観戦しながら、楽しい交流の時間となりました⚾️

 

カープファンの萬代先生にも喜んでいただけたようです😊

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

4月の定例会報告

4月19日(日)、RCC文化センターにて定例会を開催しました✨

講師には、日本中医薬研究会専任講師の劉怜先生をお招きし、

「交通心腎―更年期中医学の対応法」をテーマにご講義いただきました。

 

更年期は閉経前後の約5年間を指し、心と腎のバランスが深く関わる大切な時期です。

冷え・のぼせ・発汗・肩こり・イライラ・不安・不眠・めまい・動悸など、症状は人それぞれ。

その背景には、女性ホルモン(エストロゲン)の減少による自律神経の乱れがあると考えられています。

 

中医学では、

✔️腎陰不足(潤い不足による熱感や乾き) ✔️心火上炎(心の熱が上にのぼる状態)

が起こりやすいとされ、ホットフラッシュなどの原因と捉えます。

 

そこで大切なのが「交通心腎」✨

心と腎のバランスを整えることで、

✔️滋腎陰(潤いを補う) ✔️降心火(熱を鎮める)

といったアプローチが重要になります。

 

実際に、不眠や不安、ホットフラッシュなどが改善された症例も紹介されました。

更年期ケアは「補腎」を中心に、体の根本から整えることが大切。

これからの人生を健やかに過ごすための大きなヒントを学ぶ貴重な時間となりました🌿

 

3月の定例会報告

3月15日(日)にZoomにて定例会が開催されました。

今回は3月1日に実施された講義の録画視聴となりました。

 

前半は、日本中医薬研究会選任講師の四方聡(よも さとし)先生による

「物忘れ・認知症の予防ケアにおける中医学の補腎健脾の役割と解析」というテーマの講義でした。

 

講義ではまず、認知症の診断基準やそれに伴う機能障害、軽度認知障害(MCI)について解説があり、その後、中国古典の視点から「腎」と「脾」が認知機能にどのように関わるかについて説明されました。

中医学における「脾」は胃腸全体の働きを指し、脾が弱ることで「思・憂・愁・慮」といったネガティブな感情が生じやすくなり、結果として「記憶・思考・感情」といった脳機能に影響を及ぼすことが示されました。

 

後半は、日本中医薬研究会選任講師の秋本住媛(あきもと よしえ)先生による

「認知症の予防と治療における中医学の活血化瘀の役割と解析」というテーマの講義でした。

 

認知症発症の仮説についての解説に続き、活血補腎(かっけつほじん)の効能やそのエビデンスについて紹介されました。特に、活血薬(瘀血を改善する生薬)である丹参の抗酸化作用や抗老化作用について、詳しい説明がありました。

 

認知症の改善・予防にはさまざまなアプローチがありますが、今回の講義は非常に奥深く、中医学の持つ可能性について改めて希望を感じる内容となりました。

 

 

2月定例会・総会を開催しました

2月15日(日)、RCC文化センターにて新年度総会を兼ねた定例会を開催しました。

講師には、日本中医薬研究会専任講師の劉 暁非先生をお招きし、「活血補腎薬の眼科疾患における店頭応用」についてご講義いただきました。

序盤では、数字から見る現代人の目の現状や、目の基本構造、緑内障のメカニズムについて詳しく学びました。

メインテーマでは、丹参・川芎・田七などの活血化瘀薬が

✔ 血管拡張

✔ 血液粘度の低下

✔ 網膜血流の改善

✔ 視神経の抗酸欠作用の増強

といった働きを持つことが、専門的な研究結果をもとに紹介されました。

 

さらに、

👀 肝腎不足への基本対応

👀 ルテインやアスタキサンチン配合の石決明配合食品

👀 緑内障改善の症例報告

など、実践に役立つ内容が盛りだくさんでした。

日々の生活の中で「目」はとても大切な器官。改めて学びを深める貴重な時間となりました。

 

🍻午後からは広島駅近くのリベラテラスにて役員懇親会。

昼間のビールを片手に、楽しく歓談することができました✨

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

12月の定例会報告

12月21日(日)、RCC文化センターにて、広島中医薬研究会の定例会を開催いたしました。講師は日本中医薬研究会の松江和彦先生で、テーマは「数値化する扶正祛邪(ふせいきょじゃ)」でした。定例会後には、松江先生を囲んで、忘年会も行いました。

扶正祛邪(ふせいきょじゃ)とは、正気の働きを助けることで本来その人が持つ体質を維持・強化し、自然治癒力や抵抗力を高めていくという中医学の基本的な考え方です。

「扶正」は補気・補血などを通じて正気を助け、体質を強化することを指し、「祛邪」は清熱解毒などにより病因となる邪気を取り除くことを意味します。

講義では、血清アルブミン、ヘモグロビン、白血球などの検査数値をもとに、どのように扶正祛邪を実践していくかについて、非常に具体的かつ実践的な解説をしていただきました。内容は専門性が高く深いものでしたが、日々の漢方相談や臨床に大変参考となる貴重な学びの時間となりました。

 

夕方からは、毎年恒例となっている忘年会を、グランヴィア広島2階の日本料理「瀬戸内」にて開催いたしました。

1年の疲れを感じている方もいらっしゃいましたが、終始和やかな雰囲気の中、笑顔あふれる歓談のひとときを過ごすことができました。

2025年も多くの皆さまにご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございました。

今年も広島中医薬研究会は、学びと交流を大切に活動を続けてまいります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

11月の定例会報告

11月16日(日)、リモートにて広島中医薬研究会の11月定例会が行われました。

 

前半は、日本中医薬研究会の専任講師である劉伶(りゅう・れい)先生に、「イスクラ参茸補血丸の効果的な使用法」について、薬理実験の結果などを交えながら詳しく講義していただきました。

 

参茸補血丸には、腎を補う(益腎)、体を温める(温陽)、血を養う(補血)、骨を丈夫にする(壮骨)といった中医学的な働きがあります。

そのため、生理不順・不妊・更年期・貧血・骨粗鬆症など、女性ホルモンや血の不足に関わる幅広い不調に活用できます。

 

特に、遼寧中医大学の薬理研究では、骨形成の指標である血清オステオカルシンの増加が確認されており、腫瘍による貧血に関する臨床研究の紹介もありました。

 

後半は、日本中医薬研究会の専任講師である王愛延(おう・あいえん)先生に、「加減亀鹿二仙膏の活用と10年の歩み」というテーマで講義していただきました。

 

王先生からは、①開発の背景、②発売当初の期待、③学術的エビデンス、④10年間の実践報告、⑤お客様の声、⑥関節・皮膚・粘膜トラブルの改善例と今後の展望など、多岐にわたる内容を丁寧にお話しいただきました。

 

なかでも印象的だったのは、10年間の現場から寄せられた喜びの声です。

更年期の不調への実感、高齢者の腎陰虚への対応、心の状態が整った後の“仕上げ”としての活用など、まさに日本中医薬研究会のテーマである「活血・補腎」を体現する内容だったと感じました。

10月の定例会報告

10月19日(日)、広島中医薬研究会の定例会がRCC文化センターで行われました。

 

今回は、山口市「山一薬舗」の薬剤師・松本美佳先生による

「妊活相談を得意分野に」 をテーマにした講義でした。

 

妊活相談で大切なのは、

安心して話せる場所づくり と 基本情報をしっかり伝えること。

初めて相談に来られた方へは、

 

1.将来設計と基礎体温

2. 生理の状態を細かく把握

3. 良くなっていく過程を理解してもらう

4. 体質改善には時間が必要

 

この4つを丁寧に説明しているそうです。

妊活で最低限受けてほしい検査(超音波、ホルモン、卵管造影、男性の精液検査)についても、分かりやすく教えていただきました。

また、妊活漢方では養血・活血・補腎 の3つの方法で体を整えていきます。

 

相談に来られる方は不安を抱えていることも多く、

先生の「妊活の手すりになります」という言葉がとても印象的でした。

 

今回の講義は、これまでの知識を整理できるほど分かりやすく、

今後も不妊で悩むお客様にしっかり寄り添えると感じた勉強会でした。

第16回中医学健康セミナーを開催しました

9月28日(日)広島中医薬研究会主催の「第16回 中医学健康セミナー」が広島国際会議場にて盛大に開催されました。

今年は「漢方と禅に学ぶ健康の話」が全体のテーマでした。ありがたいことに今年も申し込みの方が非常に多く、会場にはスタッフを含め約230名の方が来られました。

 

第一部では、大阪府高槻市で「木の実薬局」を経営されている、薬剤師で国際中医専門員の川村忠明先生にご講演いただきました。

テーマは「カラダの老化スイッチをオフにしよう」。活き活きと生活を送るためのカギは何か――「補う」か「取り去る」かという、東洋医学におけるバランスについてお話しされました。

お話の中で、「サビる」とは酸化、「焦げる」とは糖化のことを指し、体に不要なものを取り除くために血液を巡らせる「活血(かっけつ)」作用に優れている丹参(たんじん)について触れられました。丹参の入った「冠元顆粒」には、酸化や糖化を防ぐ働きがあることが研究で明らかになっているそうです。

また「補う」ことについては、現代人は若者を含め歩く機会が減り、太陽を浴びず、夜更かしや食品添加物の影響などによって腎(じん)が弱っているため、「補腎(ほじん)」の重要性についても説明されました。

 

第二部では、「禅に学ぶ心と身体のととのい」というテーマで、曹洞宗八屋山普門寺の住職であり、公認心理師・臨床心理士でもある吉村昇洋先生にご講演いただきました。

吉村先生はRCC中国放送『イマなまっ!』(現在の『イマナマ!』)に出演されていたことがあり、分かりやすく親しみやすいお話が印象的でした。講演の冒頭ではまず会場の皆さんに瞑想の方法を紹介されました。

会場が4~5分ほど静寂に包まれた後、ストレス軽減のために重要な「マインドフルネス」、すなわち「今この瞬間の心持ちでいっぱいにすること」の大切さについてお話しされました。

特に、悩みや苦しみを抱えている方は、過去にとらわれたり未来を心配したりする傾向が強くなります。そうしたときに必要なのは、①ネガティブな思考と距離を取るスキル、②メタ認知(考え事をしている自分を客観的に眺めること)です。

苦しい状況から一歩離れて自分を眺め、ジャッジせずに客観視することこそが、ストレスや不安を和らげる方法であると強調されました。

 

 

第3部はお楽しみ抽選会でした。筆者である私(柳父研一)がカープのユニフォームを着て登場し、お土産の商品をご紹介したあと、抽選を行いました。

今回も多くの方にご参加いただき、「来てよかった」「勉強になったので相談に行ってみよう」といったお客様の声をいただくことができ、充実した講演会になったと感じております。

ご参加いただいた皆様、運営を支えてくださったスタッフの方々、そして貴重なお話をしてくださった講師の先生方に、心より感謝申し上げます。

 

また今年はセミナーのお土産としてイスクラ産業の板藍茶と板藍のど飴をお配りしました。どちらも原料は「板藍根(ばんらんこん)」と呼ばれるアブラナ科ホソバタイセイの根で、古くから中国で健康維持のために用いられてきた生薬です。これからの季節、のどに違和感があるときや人混みへの外出時に、飲んでみてくださいね。

冠元顆粒のサンプル引換券や抽選の当たり券も、期限がありますので、是非お早めに会員店までお持ちくださいませ。

寒暖差の大きい時期ですので、皆さまどうぞお体に気をつけてお過ごしください。

 

 

「第16回 中医学健康セミナー」は定員に達したため募集を締め切りました。

9 月 28日(日)に開催予定の「第16回 中医学健康セミナー」につきまして、
おかげさまで、定員に達しましたため、予約受付を締め切らせていただきました。
この度は、当セミナーに多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございます。

ご予約を検討いただいていた皆様には、大変申し訳ございませんが、
次回の第17回セミナー開催時には、ぜひお早めにお申し込みいただければ幸いです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

7月の定例会を開催しました

2025年7月21日(日)広島中医薬研究会の7月定例会がRCC文化センターで開催されました。

 

講師は、大連市第七人民病院で精神科の臨床に従事されていた中医師・楊 紅娜(よう こうな)先生、テーマは「中医学の情志理論と夏によくみられる情志不調」でした。

 

講義では、自律神経の失調や近年増えている心の病について、臓腑理論や陰陽理論を用いて中医学的に解説されました。

 

中医学には「心主神明(しんしゅしんめい)」という言葉があります。これは「心は神明を主る」と読み、「心」が精神活動を統括するという意味です。ここでいう「神」とは、感情・思考・意識・判断などの精神的な働きに加え、生命活動全般を含む広い概念です。五臓はそれぞれの情志を分担しながらも協力し合い、この神の働きを維持しています。具体的には、下記のように対応します。

  • 心 … 喜
  • 肝 … 怒
  • 脾 … 思(過度な思慮)
  • 肺 … 憂(悲)
  • 腎 … 恐(驚)

 

夏は五行で「火」に属し、心と関わりが深いため、陽気が盛んになり、活発な躁状態(躁狂様)が起こりやすくなります。近年は35℃を超える猛暑日が続き、活動を控える傾向から、不安感や抑うつ状態を訴える人も増えているようです。

 

中医学的な養生や治療としては、養心・安神作用のある

🌿琥珀(こはく)配合食品

🌿天王補心丹(てんのうほしんたん)

🌿酸棗仁湯(さんそうにんとう)

🌿心脾顆粒(しんぴかりゅう)

などが用いられます。

 

今回の講義は専門的かつ内容も奥深く、やや難解でしたが、中医学では臓腑と陰陽のバランスを保つことが、心身の安定において重要であることをあらためて感じました。

 

今年の9月末の漢方セミナーでは、大阪中医薬研究会の先生と、僧侶の先生をお招きし、中医学と禅の教えを通じてこころとからだを整える講義をしていただきます。

 

東洋医学と禅、両方の知恵から、日々の暮らしに活かせる心身のケアを一緒に学びましょう😊お申し込みお待ちしています😊🐼🌿(セミナーについてはひとつ前の投稿をご覧ください)