2月の定例会報告

2024年2月18日(日)広島中医薬研究会の2月定例会がRCC文化センターで行われました。

今年度最初の定例会でしたので、予算や年間行事を決める総会が行われ、今年も9月8日(日)13:00~広島国際会議場にて広島中医薬研究会主催の消費者講演会を開催することも決定致しましたのでご期待下さい。

講演のテーマはまた報告致します。

 

さて今回の定例会のテーマですが「論文から学ぶ循環器系における亀甲製剤の効果、婦人科炎症の総合対策」として女性講師の張立也(ちょう りつや)先生に講義をしていただきました。

論文の専門的で深い内容でしたが、健康長寿のキーワードとして「心」を中心に「肝、脾、肺、腎」の五臓の血流と機能が重要で活血化瘀(血流改善、血管の保護、抗凝固等の血管、血液をきれいにしていく事)で循環器系の疾患がしっかり予防できるということになります。

脳梗塞や心筋梗塞は自覚症状を感じにくいサイレントキラーですが、単に血液サラサラにするだけでなく、人それぞれ体質に合った方法の「活血化瘀」が大切になりますので、気になる方は是非、お近くの会員店のお店に血流測定などお気軽に相談に行ってみて下さい。

婦人炎症の総合対策としては子宮内膜炎子宮内膜症の対処方法について学びました。

内膜症は、はっきりとした原因が未だ解明されていない難しい症状ですが「解毒活血」「除熱湿熱」を中心に状態に合わせて中成薬を使い分けることが大切です。

特に粘膜の炎症に対する五涼華は期待ができると言われていました。

不妊、不育で悩まれていらっしゃる方も多いとは思いますが、症状の治療だけでなく亀甲製剤を使った「補血、補腎」などで妊娠しやすい体作りもとても重要な事と思います。

 

新商品の情報になりますが「経絡を通し、風の邪気を熄す」つまり、流れが悪くておきている関節痛や腰痛でお悩みの方にお勧めの星火活絡丹という商品が近々発売されますので、ご案内いたしました。

 

定例会の後は、役員同士で今年最初の懇親会を行いました。

お昼に飲むビールは格別ですが、少し酔いがまわりやすいので晶三仙木鶏丹で楽しくいただくことができました。