7月の定例会を開催しました

2025年7月21日(日)広島中医薬研究会の7月定例会がRCC文化センターで開催されました。

 

講師は、大連市第七人民病院で精神科の臨床に従事されていた中医師・楊 紅娜(よう こうな)先生、テーマは「中医学の情志理論と夏によくみられる情志不調」でした。

 

講義では、自律神経の失調や近年増えている心の病について、臓腑理論や陰陽理論を用いて中医学的に解説されました。

 

中医学には「心主神明(しんしゅしんめい)」という言葉があります。これは「心は神明を主る」と読み、「心」が精神活動を統括するという意味です。ここでいう「神」とは、感情・思考・意識・判断などの精神的な働きに加え、生命活動全般を含む広い概念です。五臓はそれぞれの情志を分担しながらも協力し合い、この神の働きを維持しています。具体的には、下記のように対応します。

  • 心 … 喜
  • 肝 … 怒
  • 脾 … 思(過度な思慮)
  • 肺 … 憂(悲)
  • 腎 … 恐(驚)

 

夏は五行で「火」に属し、心と関わりが深いため、陽気が盛んになり、活発な躁状態(躁狂様)が起こりやすくなります。近年は35℃を超える猛暑日が続き、活動を控える傾向から、不安感や抑うつ状態を訴える人も増えているようです。

 

中医学的な養生や治療としては、養心・安神作用のある

🌿琥珀(こはく)配合食品

🌿天王補心丹(てんのうほしんたん)

🌿酸棗仁湯(さんそうにんとう)

🌿心脾顆粒(しんぴかりゅう)

などが用いられます。

 

今回の講義は専門的かつ内容も奥深く、やや難解でしたが、中医学では臓腑と陰陽のバランスを保つことが、心身の安定において重要であることをあらためて感じました。

 

今年の9月末の漢方セミナーでは、大阪中医薬研究会の先生と、僧侶の先生をお招きし、中医学と禅の教えを通じてこころとからだを整える講義をしていただきます。

 

東洋医学と禅、両方の知恵から、日々の暮らしに活かせる心身のケアを一緒に学びましょう😊お申し込みお待ちしています😊🐼🌿(セミナーについてはひとつ前の投稿をご覧ください)