10月の定例会はリモートでzoomの勉強会を行いました。
最初は婦人科における補腎活血(ほじんかっけつ)というテーマで、中医学講師の劉玲(りゅうれい)先生に講義をしていただきました。
腎虚瘀血(腎の力が衰え、血流が悪い状態)は特に卵巣血流減少と卵巣の老化などがおこりやすくなり、生理痛や生理不順、不妊になりやすくなります。
そこで卵巣機能の改善、卵巣の質を高める、月経周期の改善、肺移植率を高める補腎薬の役割について学びました。
また、卵巣の血流を改善する、子宮内膜、子宮筋層の血流を改善する、生理痛、血塊、頭痛、肩こり、PMS(月経前症候群)などの自覚症状を改善する活血薬の役割についても詳しく学びました。
35才を過ぎると機能低下が進むので、しっかりと補腎活血をしていくことが大切になります。
二人目の講師は日本中医薬研究会専任講師の鄒大同(すうだいどう)先生に「狭心症における活血と補腎」というテーマで講義をしていただきました。
最初は瘀血の症状や身体所見について詳しく解説していただき、狭心症の病理や症状に対しての活血や補腎の方法などを詳しく講義していただきました。
改めて、活血という方法で血流を良くして予防していく事の重要性を学べたと思います。
もし、お悩みの方がいらっしゃいましたら、広島中医薬研究のお店に是非ご相談下さい。