消費者講演会を開催しました

先日9月8日(日)広島中医薬研究会主催の中医学健康セミナーを広島国際会議場にて開催いたしました。

 

おかげさまで今回は申し込みの方が多く、会場に200名以上の方が来られました。

 

第1部は札幌で「まつもと漢方堂」を経営されている中医学講師の松本比菜【まつもとひさ】先生に講演していただきました。

 

2年前も講演していただきましたが、今回のテーマは「脳疲労の怖い真実と、誰にでもできる解消法」で中医学の知識を応用した内容でした。脳疲労の原因はスマホなどのデジタル機器の見過ぎや「血虚【けっきょ】」(血液が不足傾向)などがあり、それに合った養生法と「補血【ほけつ】」(血液と補う事)が大切な事だと話されました。

 

第2部はイスクラ産業の社長で中医学講師の陳志清【ちんしせい】先生に「元気が出る養生法のポイント:活血と補腎」というテーマで講演していただきました。

 

陳先生は南京中医薬大学を卒業後、中医師(中国の伝統医学である中医学を実践する医師)の免許を取得され、2002年に広島大学大学院で薬学博士の学位を取得されました。

 

広島には6年住んでおられたので、第二の故郷ということで、この講演で広島に来られることを楽しみにされていました。

 

「活血」とは血液をサラサラするイメージが強いと思いますが、血管力をつけ、血液全体の流れを良くしていくという意味になります。中医学には『「瘀血」は万病の元』という言葉があり、血液の流れが悪いと循環器系疾患のリスクが上がるので、「活血」によって予防していこうという考えが大切です。

 

「補腎」については腎の衰えからくる腰痛、耳鳴り、物忘れ、頻尿、骨粗鬆症、視力性欲低下など老化からくる症状に対して、腎を補うことの大切さについてわかりやすく説明されました。

 

なじみのない方には少し難しい部分もあったかと思いますが、みなさま真剣に聞いてくださっていたように感じました。

 

第3部はお楽しみ抽選会で、私(柳父研一)がカープのユニフォームを着て、お土産の商品について説明のあと、抽選を行いました。今回はたくさんに方に来ていただきましたが、「来てよかった」「勉強になったので相談に行ってみよう」というお客様の声を聞き、充実した講演会ができたと思っております。ご参加いただいた皆様、スタッフに心より感謝申し上げたいと思います。