「動物生薬配合製剤の応用」についての定例勉強会を開催しました。

RCC文化センターで広島中医薬研究会の12月定例会が行われました。
回のテーマは動物生薬の応用について、講師は秋本佳媛(あきもと よしえ)先生でした。

動物生薬は、鹿茸(ろくじょう)や、牛黄(ごおう)など一般的にもよく知られているものの他に、
カマキリやアリ、カエルの卵管など、ちょっとびっくりするようなものまで様々あり、600種類以上
とも言われているそうです。

「生命を以て生命力を益す」と言われるように、動物生薬の効果は高く、動物の命をいただいて、
病気を治せることに感謝、と先生も仰っていました。

動物生薬には、がん治療の治療効果をあげ、副作用を減らす働きもあるそうです。
化学療法や放射線治療による貧血にも、手助けになるそうです。

年内最後の勉強会だったので、終わったあとは秋本先生を囲んでの忘年会が予定されており、
座談会は、木鶏丹(もっけいたん)の症例を話し合いました。忘年会といえばもっけいたん!
飲むときには本当におすすめです。

ここで木鶏丹について少し紹介したいと思います。

中医学では「肝」は肝臓の機能だけでなく、中枢神経系、自律神経系の調節、新陳代謝作用、
気血の流れをコントロールして、精神や感情を安定させる役割があります。
さらに血液を貯蔵し、必要に応じて供給する調節機能も果たしています。
簡単に言えば肝の疲れは体の疲れにつながるということです。お酒を飲む人はもちろん、
お酒を飲まない人でも生活が不規則で疲れているなと思ったら、肝のケアが必要です。
肝を労わると、エイジングケアにもつながりますよ。

木鶏丹は、薬ではなく健康食品ですが、成分は、雲芝(うんし)(カワラタケともいいます)と
マンシュウグルミの樹皮です。
肝臓、胃腸を元気にして、免疫機能も高めてくれます。解毒と利水もするので、
お酒を飲む時の肝の手助けにはもってこい、というわけです。
沈黙の臓器と呼ばれる肝臓なので、手遅れになる前に、生活習慣を見直してみてください。

・飲み会が続く
・飲むと次の日までしんどい
・睡眠不足
・運動不足
・不規則な生活
・過度のストレス
・寝起きがだるい
・栄養剤を飲んでも疲れがとれない
・偏食、食品添加物の多い加工食品が好き
・やる気が出ない
・目の疲れ
・爪が薄い、割れる
・流産体質

当てはまることがあって、悩んでいることがあれば、是非会員店で気軽に相談してみてください。
病院に行くほどではないけれど気になる不調も、大歓迎です。

【定例勉強会 参加店】
浅田エーケー堂、今岡薬局、小林漢方駅前店、くすりのひらた宮浦店、くすりのひらた本店、サン薬局、やなぶ養神堂薬局、ドラッグプラスアルファ広島、漢方なつめ、くすりのあきてんしん堂、古林漢方薬局、三香薬局、東宝薬局牛田店、ムラオカ薬局、エイコー堂薬局翠店、ヘルシータウンジョイ薬局、フタバ漢方薬局、広貫堂Aコープ瀬野店、大竹ヘルシー薬局、まえのぶ薬局、薬局アップルファーマシー

忘年会は、たくさんの先生にご参加頂いて(もちろんみんな木鶏丹を飲みましたよ!私も愛飲しています)
ビンゴ大会も盛り上がり、良い交流の時間になったと思います。

広島県は先日インフルエンザ警報が発令されましたね。
インフルエンザ予防には板藍茶(ばんらんちゃ)がおすすめです。
体調に気をつけて、良いお年をお迎えください!

ドラッグプラスアルファ
二川真夕