今月は、中医学講師の仝選甫(とん せんぽ)先生をお招きして、
「相談力UP 情報収集のポイント」といった内容で、定例勉強会を開催しました。
中医学では、患者さんに表れている症状を分析して、どういった「証(病気のタイプ)」に
分類されるのかを判断して、治療法を決定する「弁証論治」が大切になります。
この「弁証論治」を正しく行うためには、患者さんから上手に情報を引き出していかなければなりません。
今回は、患者さんからの情報収集の方法について、経験豊富な中医師の話を聞くことができました。
特に、明代の著名な医家である「張景岳」による「十問歌」という問診テクニックは
大変参考になりそうです。
また、定例勉強会の後には、1年に1回実施させる「会員資格試験」が行われました。
中医薬研究会では、その会員規則にて「日夜、中医学の習熟に努める」と
定められており、その習熟度をはかるために、会員資格試験が課せられています。
点数が低い場合には、資格のはく奪となってしまう厳しい試験です。
なお、広島中医薬研究会の会員は、今年も無事全員合格でした。
会員一同、今後とも、ますます中医学の研鑽に努めていきたいと思います。
是非、お近くのお店でご相談ください。
【講師紹介】
仝 選甫 先生
河南中医薬大学客員教授。87年、河南中医薬大学医学部卒業。
同年より、河南中医薬大学附属医院教授、耳鼻咽喉科主任などを務める。
97年、中国耳鼻咽喉科のベテラン中医師である蔡福養(さいふくよう)教授の耳鼻喉学術経験継承人に。
2002年、広州中医薬大学附属医院、耳鼻科准教授、主任などを務める。2004年、来日。
2009年より、日本中医薬研究会専任講師として、中医学の教育と普及に従事。
【定例勉強会 出席店】
くすりのアイカタ、今岡薬局、小林漢方駅前店、サン薬局、やなぶ養神堂薬局、ドラッグプラスアルファ広島、東宝薬局本通店、くすりのあきてんしん堂、古林漢方薬局、健康堂薬局、東宝薬局牛田店、福井薬局、ムラオカ薬局、エイコー堂薬局翠店、広貫堂ファミリー薬局、くすりの石田一貫堂、漢方薬房本草、三条薬局、ヘルシータウンジョイ薬局、フタバ漢方薬局、広貫堂Aコープ瀬野店、大竹ヘルシー薬局、まえのぶ薬局